努力は報われるか「努力ってなんだ?」編
こんにちは、とみーです (^^)
前回に引き続き、「努力」のお話。
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「勉強は、努力した分だけ結果がでます!」
数学の先生が、年度始めの初回授業で
生徒たちを激励していました。
「おっと!ちょっと待って!!」
私は心の中で叫び、苦笑いで聞いていました。
なぜなら、初めて面談する生徒のうち
何人かはこう言うのです。
「努力したけど自分はダメだった」
「努力しても、その分報われないですよね?」
高校の担任に「お前は頑張ってもムダだ」と言われた。
私は主に浪人生のクラスを担当していました。
ほとんどの生徒が、自分なりに努力し、
一度は受験を経験してきているのです。
自分なりに努力した結果、
受験に失敗した彼らにとって、
「敗因」を理解できている生徒でない限り
「努力は報われないもの」なのです。
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私の体感では、日本の教育プランでは
「努力の仕方」は教えてくれません。
授業で科目を教えたあとは、課題が与えられ、
テストして、できる、できないが決まる。
「どのようにしてできるようになるか」は
生徒個人に任されていることがほとんどです。
でも、それがわからないから、
なかなかできるようにならないのですよね?
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「学校で一番、速く走れるようになりたい」とします。
毎日10時間、がむしゃらに走ったら
学校で一番、速く走れるようになると思いますか?
もちろん、今の自分よりは速くなるかもしれません。
筋肉も精神もとても鍛えられるでしょう。
でも、学校で一番、速くなるでしょうか?
とみーだったら、
速く走れるようになる前に、三日坊主で終わります。
…はい(笑)
言いたいことは伝わりましたよね?
がんばり方が適切でない、ということです。
そう、
「努力には工夫が必要」なのです。
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「努力しても成果がでなかった」ということは
「努力の仕方が間違っている」か、
「その方法が自分に合っていない」のです。
例えば、暗記(もしくは英語)が苦手な生徒が、
3時間英単語帳と、にらめっこしているとしたら
2時間半はムダな努力になっている可能性が高いのです。
私が生徒を見守る限り、
苦手な科目の暗記に集中できる時間は
だいたい30分程度です。
(もちろん、調子のいい日や勉強への慣れによって、継続できる時間は延びていきます。)
つまり、
努力した時間=結果
とはならないわけです。
「何時間勉強したかが努力の目安」
としている場合、
その努力では思ったように成果がでないかもしれない。
「報われる努力をするためには工夫が必要!」
いや、むしろ…
「努力とは、成功するための工夫」である。
とみーはそう思います (^^)/~~~
次回は、「成功しやすい努力」のお話。