光のこどもたちへ

☆心と身体を回復する、健康法の挑戦記録☆ 10年で2度のうつ病を経験し、生きづらさや体調不良と向き合って、心身共に健康に生きるまでを記録しています。HSS型HSP、転職を繰り返して自信喪失…でも自分らしい人生をあきらめたくない!そんな私が自分とまっすぐ向き合うブログです。

努力は報われるよ「計算ミス」後編

こんにちは、とみーです(^^)

 

今回も、前回に引き続き「計算ミス克服」のお話。

 

 

計算ミスは克服できる!

 

 

さぁ、いきますよ!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今回は、理系のB君が主役です。

 

ある年の秋頃のことです。

B君がやってきて、自ら受付に座り込みました。

「計算ミスがどうしても減らなくて…」

 

理系でハイレベル国立大を目指している彼に

計算ミスをしている時間はありません。

模試でも、センターでも、二次試験でも同じことです。

 

数学は彼の得意科目の1つでしたが、

ミスがとても多かったのです。

発想が良くても、途中で計算ミスをしたら

ちょっと減点では済みません。

 

そこで、センターの過去問を時間を測って解き、

計算ミスした問題だけを集めて分析してみることにしました。

 

 

計算ミスをした問題を解いているとき、

焦っていたか、冷静だったか。

焦っていたなら、なぜ焦っていたのか。

なにか違うことを考えていなかったか。

 

 

一緒に振り返ります。

 

 

答案と解答を見比べながら、

どこでどう間違えたのか、根気強く確認します。

 

すると…

 

B君のミスのパターンが見えてきました。

 

 

【B君の3つのミスのパターン】

・字がきたない

・焦るとミスが目立つ(※書き間違いが多発)

・次の手順を考えながら計算している

 

【ミスの解説】

・字がきたない (T_T)

→1と7、5と6は走り書きすると分かりにくくなりやすい。

 8を最後まで書ききれずに5に見える子もいます。

 筆記試験だけでなく短時間で見直しするためにも

 字をきれいに書くのは基本です!!

 

・焦るとミスが目立つ

→誰でも急いだり焦ると失敗しやすくなります。

 B君は特に書き間違いが増えるタイプでした。

 マイナスやルートを付け忘れたり、字が斜めになって…

 まず焦っている自分に気づく必要があります。

 

・次の手順を考えながら計算している

→B君のミスのほとんどはコレでした。

 彼は計算過程を見直しながら、よく首を傾げていました。

 なんでこんなミスしたんだろ…

 なんだこれ… よくつぶやいてましたよ(笑)

 

 B君は数学も計算も得意なので…

 手元より頭の中の計算が先行してしまい

 書いていることと考えていることにタイムラグが生じ

 どうしても書き損じが頻発してしまっていたのです。

 

 普通は考えていることを書き出していくので

 「考えていること=書いていること」になります。

 

 B君は頭の中では次の展開を考えて、

 手元だけで計算をしているので、

 「考えていること≠書いていること」

 ということになります。

 

 そりゃミスるわ!!

 

 でも、理系の数学が得意な子達はみんな言います。

 「書くスピードで考えてたら間に合わない」

 そうですよね…(--;)

 

 でも、書き損じの連続で計算ミスを多発させても意味がないので、

 「計算するときは計算に集中する」

 「見直しを必ずする」

 「見直ししやすいようにメモを残す」

 といった、あまりに当たり前な目標を設定しました。

 

 

 

「あまりに当たり前な目標」

 

 

 

これって、大切なんですよね。

 

 

なぜなら、

自分にとって当たり前なことしか、

本番では発揮できないんです。

 

 

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とみーは毎年必ず、

生徒たちに話していたことがあります。

 

 

実力を100%とするなら、

本番は80%しか発揮できないと思ってね。

 

 

緊張したり、体調がよくなかったり、

暑かったり寒かったり、

自分がうっかりすることもあるし、

隣の子がすごく貧乏揺すりするかもしれない(笑)

 

 

 

本番っていうのは「いつも」とは違う。

 

 

 

だから、本番で100%力を発揮したければ

普段から120%だしきれる自分にならなきゃいけないよ。

 

 

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さて、「あまりに当たり前の目標」を設定したB君は…

 

 

なんと、本当に計算ミスを克服しました。

 

 

字がきれいになることはありませんでしたが…

読めないことはなくなりましたね(笑)

 

書き損じも、ものすごく焦ってしまう時以外は

ほとんどなくなりました。

 

そしてB君は、ハイレベルの国立大に合格しました。

 

実は第一志望の大学には進学できなかったんですが…

数学を失敗しなかったことで、

本人が行きたい国立大学の一つに合格することができました。

 

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何度も言いますが…

 

 

計算ミスは癖です!!

 

計算ミスは克服できます!

 

 

だから、できない理由にしないでください。

 

 

うまくいかない原因が、必ずあります。

 

原因が見つかるまで、向き合ってください。

 

G君やB君のように、誰かに助けを求めてもいい。

 

 

これまでの習慣や思い込みで染み込んだ「癖」に

成功のチャンスを奪われてはいけません!

 

 

 

最後にもう一度言いますよ。

 

 

 

計算ミスは克服できる!!

 

 

 

とみーは、そう思います(^_^)/~~


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