光のこどもたちへ

☆心と身体を回復する、健康法の挑戦記録☆ 10年で2度のうつ病を経験し、生きづらさや体調不良と向き合って、心身共に健康に生きるまでを記録しています。HSS型HSP、転職を繰り返して自信喪失…でも自分らしい人生をあきらめたくない!そんな私が自分とまっすぐ向き合うブログです。

あたりまえ

こんにちは、とみーです(^^)

 

予備校勤務時代に不安になったことがあります。

「どんな親になれば、我が子を一人前に育て上げられるだろうか」

 

たくさんの保護者とたくさんの生徒に出会う中で

自分自身の目指す先が、わからなくなったときがありました。

 

とみーを支え続ける、先輩の教え。

 

「あたりまえ」の先にあるもの。

 

あなたなら、どんな親を目指しますか?

 

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とみーが予備校の仕事に慣れてきた頃のことです。

生徒や保護者と話し合い、子育てや受験の様々な形に携わってきて

自分はどんな保護者を目指すべきなのかを考えるようになりました。

 

そして、迷子になりました(笑)

 

ご家族によって、子育てや受験への考え方は違います。

当然ですよね。

ご両親の性格、バックグラウンド、収入も違えば

お子さんの性格、育つ環境、得意不得意、学力、

将来のビジョンだって全く違うのです。

 

 

何が正しいかなんて、もちろん正解はない。

 

 

教育の世界で働いていなければ、様々な家族を知ることもなかったでしょう。

受験へのたくさんの考え方を比較することができるのは幸せなことです。

普通なら、自分とパートナーの人生経験をもとに

二人で子供にしてあげられる最善が、その子の人生になります。

(あくまでも大学受験までの教育の話です。)

 

 

様々なご家族と出会う機会に恵まれたからこそ、考えました。

自分がどんな親であれば、子供が大きく道を外すことなく、

心身健康で、ある程度、勉強も運動も頑張って

一人前の大学生になるように育て上げることができるだろうか?

 

 

いつものように、休憩室でお弁当を食べていた時のこと。

私の前に、社会人としても人としても尊敬している先輩が座りました。

彼女は働きながらお子さんを育て上げている真っ最中で、

二人のお子さんは予備校の生徒でもありました。

(当時一人目はすでに大学に進学し、二人目は現役の生徒でした。)

旦那様やお母様と協力しながら家事子育て、仕事に励み、

人柄も飾らず、おおらかで、思いやりのある方です。

 

 

とみーは質問しました。

「◯◯さんは、たくさんのご家族と受験を共に戦い、経験されてきましたよね。

 もちろん、有名大学に進学することが子育てのゴールではないし、

 かといって、ある程度の知識教養がなければ将来苦しみます。

 どんな親を目指したら、社会で生き抜いていける子供を

 育て上げることができるのでしょう?」

 

彼女は頷きながら、真剣に聞いてくれました。

 

「私も何度同じことを考えて悩んだかわからないよ。

 結局のところ、

 あたりまえのことをあたりまえにできる親御さんが

 最も堅実に子育てができると思う。

 あたりまえのことをやるっていうのが一番難しいんだよね。」

 

 

これは、刺さりました。

 

 

今でも人生の教訓になっています。

 

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『あたりまえのことをあたりまえにできる人』

 

もちろん、人によって「あたりまえ」の解釈に幅はあるでしょう。

でも、親としてだけでなく人としても、大切なことではないでしょうか。

 

人として…

自分にも他人にも、思いやりを持って過ごせているか。

「ごめんなさい」「ありがとう」が言えているか。

自分の心と体の健康が保てているか。

 

親として…

早起きしてお弁当をつくって、

子供に朝御飯をしっかり食べさせて

遅刻しないように学校へ送り出して。

家の中を整えて、おやつを用意して、

宿題しなさい!なんて言いながら夜ご飯をつくって。

子供の話を聞いて、みんな自分の部屋に行って

ゆっくりできると思ったら夜中の12時…

 

それが毎日続く。

 

想像するだけで大変で。

 

だけど、親の「あたりまえ」が子供の「あたりまえ」になる。

 

だから自分が一人前にならないと

子供を一人前に育てるなんてできないんだな。

 

自分のあたりまえの日常の先に

自分の親としての姿があり

子供の未来がある。

 

そんなあたりまえのことを理解して、

改めて「あたりまえ」の難しさを知る。

 

とみーにとって、

予備校勤務時代、最大の学びと言えるかもしれません。

 

 

あなたの「あたりまえ」はどんな姿ですか?

それは、子供に求める姿と同じものですか?

 

そこにギャップがあるなら、

自分が与えてあげられるもの以上を子供に求めているかもしれません。

 

「理想の姿」を追いかけてしまうなら

等身大の自分にできる「あたりまえ」から始めましょう。

 

自分を追い詰めることが、一番子供を追い詰めることになるのですから。

 

 

 

とみーは今日も、自分に問いつづけます。

 

今の自分の「あたりまえ」は

子供の未来の「あたりまえ」に適切かどうか?

 

教育課程をずっと昔に終えた大人たちに必要な教養。

それって「自分のあたりまえ」を見直し続ける姿勢なのかもしれない。

 

それが、本当の自己啓発!?

 

とみーは、そう思います(^^)/~~~

 

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