光のこどもたちへ

☆心と身体を回復する、健康法の挑戦記録☆ 10年で2度のうつ病を経験し、生きづらさや体調不良と向き合って、心身共に健康に生きるまでを記録しています。HSS型HSP、転職を繰り返して自信喪失…でも自分らしい人生をあきらめたくない!そんな私が自分とまっすぐ向き合うブログです。

努力は報われるか「現代文」前編

こんにちは、とみーです(^^)

 

お待たせしました!!

久しぶりに「努力は報われるか」シリーズ ♪

 

今回は「現代文」です。

 

直前の対策だけでは、

間に合わない科目とされている、現代文。

 

実際、短時間での克服は難しい気がしますよね。

 

とみーと生徒たちの、現代文奮闘記です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

理系のZ君は、文系科目が苦手で…

 

志望校合格には文系強化が必須でした。

 

英語は、夏休みに嫌いになるほど頑張って…

本当に、気持ち悪くなりながらも(汗)

寒くなる頃には、力をつけてきていました。

 

ところが、現代文だけは、

たくさん問題集を解いても、上がらなかった。

 

 

頑張り屋さんだけど、弱気のZ君は、

「国語は運に任せて、理系科目で補填する!」

とか言い出しました。

 

しかし、彼の志望校はレベルが高く…

文系科目で足を引っ張っている場合ではありませんでした。

 

 

 

どうしたものか…って、

Z君と、現代文の授業の話をしていました。

 

とみー「今日の現代文、どんな内容だったの?」

 

Z君 「…覚えてない。」

 

とみー「!?…予習してきたんだよね??」

 

Z君 「…してきました。」

 

とみー「…なんでやねんっ!(笑)」

 

 

後日、

現代文が苦手な他の生徒にも聞いてみたところ、

多くの生徒から、同じような返事が返ってきました。

 

 

ちゃんと読んでいるはずなのに、

一段落読み進めると、

前の段落に何が書いてあったか忘れる。

 

 

 

 

ガーンっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)

 

 

 

 

センター試験では、国語は時間との戦いです。

何度も何度も、読み返している時間はありません。

 

点数、上がらないはずですね!

 

読んでも、問いに答える頃には、

本文になにが書いてあったか忘れちゃうんですもんね…(涙)

 

 

困ったな~って思っているとき、

とみー自身も、よく同じような体験をしていることに気が付きました。

 

たぶん、みなさんも経験あるはずです。

 

 

お家で、

本や記事、ブログを読んでるときに

ついでに見ていた、TVのシーンが盛り上がって…

 

あれ?なに読んでたんだっけ??

 

なったこと、ありませんか?

 

たぶん、同じ現象だと思いました。

 

 

 

文章を読んでいるとき、

目で文字を追ってるだけで、

頭で理解できていない生徒もいるみたいですが…

 

 

 

おそらく、多くの生徒は一段落読むと、

集中力が切れる!!

もしくは、なぜか

脳内が切り替わってしまう!!

 

 

だから、

読んでも読んでも、話が繋がってこない。

 

 

目で文字を追ってるだけで、

文章の内容を理解できていない場合でも、

途中で、集中力が切れてしまう場合でも、

現代文に対して苦手意識が高い場合でも、

なんとかなる方法ないかな…

 

 

 

とみーは、こっそり実験をすることにしました。

 

現代文の授業のあと、生徒たちに質問しました。

「今日の予習、どれくらい合ってた?」

「今回のお題は、どんな内容だったの?」

 

すると、

「ほとんど合っていた」と答えた生徒は

文章の内容を、とみーに説明することができましたが、

「ほとんど間違っていた」と答えた生徒は

文章の内容を説明できないことが多かったのです。

 

 

とみーは、

彼らが説明してくれる内容が、正しいかどうか知りません。

現代文の先生ではないし、そもそも本文を読んでいないからです。

事前に読んでおくこともできましたが…しませんでした。

この時点での答え合わせは、重要ではないと考えていたからです。

 

 

今、重要なことは、コレ!!

「読んだ文章を自分なりに理解できているのか」

 

 

 

予習して、授業で解説も聞いて、

それでも文章がどんな内容だったか覚えていない。

それは、なにを意味するのか…

 

 

 

みんな、興味がないんだな。

 

 

 

…(苦笑)

 

 

 

そう思ったとみーは、

現代文の授業のあと、毎回どんな内容だったか

生徒たちに聞くことにしました。

 

「自分の口から説明しなくてはならない」

この意識は、脳にちょっとしたプレッシャーを与えます。

 

他人事で終われない、そんな感じでしょうか?

 

 

一日が終わって、生徒たちの自由時間。

とみーは、現代文について聞いて回りました。

「今日の文章は、どんな内容だった?」

 

聞く回数を重ねていくうちに、

生徒たちの言葉数が増えていくのを感じました。

更に、生徒によって得意不得意が見えてきました。

 

 

この2つが意味するのは、おそらく、こういうことです。

 

☆生徒たちの言葉数が増えていった

・数字や絵などといった視覚的情報の無い、ストーリーを思い出す力がついた。

・文字やキーワードを記憶する力がついた。

・文章から得た情報を、記憶する力がついた。

・文章から得た知識を、説明する力がついた。

・ストーリーの展開を理解して、順序だてて話す力がついた。

(前半を後半でより詳しく説明している文章だ、とか、

 前半と後半で真逆のことが書いてある文章だ、とか。)

 

 

☆生徒によって得意不得意が見えてきた

・小説(物語)と評論で、得意不得意が別れる

・小説の流れは理解できても、登場人物の感情がわからない

・評論の論述が難しすぎて、話が理解できない

・漢字や熟語が難しすぎて、意味が理解できない

 

 

2020年からの現代文の出題傾向がどうなるのかわかりませんが…

 

読解力、という観点から見ると、

「文章の内容を説明しよう」と意識するだけで

これだけの力がつくことが解ります。

 

さらに、得意不得意が見えてくることで、

効率的にポイントをついた演習をすることができます。

 

とみーは、実験結果を生徒たちにフィードバックし、

生徒達からも意見を聞いて、個別に対策を話し合いました。

 

本番までに残された少ない時間を、

みんな必死に駆け抜けました…

 

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なんだか長くなってきたので、「現代文」後編につづく。

 

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