光のこどもたちへ

☆心と身体を回復する、健康法の挑戦記録☆ 10年で2度のうつ病を経験し、生きづらさや体調不良と向き合って、心身共に健康に生きるまでを記録しています。HSS型HSP、転職を繰り返して自信喪失…でも自分らしい人生をあきらめたくない!そんな私が自分とまっすぐ向き合うブログです。

愛の形 ~思春期の家族間コミュニケーション~

こんにちは、とみーです(^^)

 

どの家庭にも、

問題の1つや2つ、ありますよね。

 

誰が悪いという訳ではないけれど…

 

家庭内の問題は、家族の一人一人に

大なり小なり影響を与えます。

 

とみーは、十代の頃…

父親に愛されていないと思っていました。

それを気にしていたわけではないけれど、

漠然と思っていました。

 

なぜなら、父親の関心が、

自分に向けられている気がしなかったから。

 

それが、ある時を境に、

「家族内で一番の理解者は父親だ」

と、認識が180度変わったのです。

 

とみーが学んだ、「愛の形」のお話です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

とみーが物心ついたときには、両親は不仲でした。

 

よく喧嘩するので、

洗濯機の横で、おやま座りをして泣いていた記憶があります。

 

父方の家系は自営業で、父の帰りは遅く、

早朝に出て行くので、ほとんど会えませんでした。

 

父の趣味はパチンコで、好きな食べ物はポテトチップス。

タバコもよく吸うし、運転も荒かったのか、

たまに父が運転する車に乗ると毎回酔っていました(笑)

 

そんな父を教育上良くないと思ったのか、ただ嫌いだったのか、

母は、私と父を積極的に会わせようとはしませんでした。

 

母に守られるように育ち、とみーは大学生になりました。

 

大学の寮で、大学生活をenjoyすることになったとみーは

たくさんの先輩と友人に囲まれて、楽しい毎日を過ごしていました。

 

日本中の故郷から集まった寮生は、バラエティ豊かで、

とみーは、たくさんの価値観や考えに出会いました。

これまでの、家庭内でのやりとりとは全く違った、新しい世界でした。

 

 

そんなある日、

とみーは寮内放送で呼ばれました。

「荷物でも届いたのかな?」と思って玄関まで行くと、

そこには、父が立っていました。

 

「どうしたの!?」

 

父は、ニヤっとして、こう言いました。

 

「仕事が休みになったからさ。彼氏できた~?」

 

とみーは、父親の顔をじっと見つめました。

 

 

これまでの父親との関係は、決して悪いものではありませんでした。

でも、母から聞かされていた話や小言のイメージ、

父親は私にあまり興味がないんだ、と思っていたことなど、

父への様々な想いや感情が沸き上がってきました。

 

 

そして同時に、

「あぁ、これが不器用な父の愛情の示し方だったんだ…」

と、理解したのです。

 

 

過保護で心配性の母は、私を育てるのに必死でした。

そんな母に気を使って、父は自ら、私と距離を置いていたように思います。

(単純に、イライラした母に会いたくなかったこともあるでしょう。)

教育にのめり込み、私に厳しくする母を見て、父はいつも能天気に、

DVD(当時はビデオ)やゲームを与えてくれたものでした。

 

※父は本当にまったりとして能天気なところがあり、

    あえてそう演じていたようには見えませんでしたけど(笑)

 

 

 

「彼氏、できないんだよね~。」

 

父と二人で、散歩に出ました。

他愛のない話をしたと思います。

とても貴重で新鮮な、でも居心地の良い時間でした。

 

 

父は本当に突然やってきたので、

私がバイトや遊びに出かけて、不在の可能性もありました。

おそらく思いつきで来たのでしょう(笑)

そういう細かいことを気にしないところが

父らしいなと思いました。 

 

 

大人になった今、改めて思うのですが、

とみーの性格は、父親似です(笑)

 

それがわかってから、

父親が考えていることが

なんとなく、わかるようになりました。

 

 

父も、同じように思っていたみたいです。

 

 

両親が離婚して10年以上が経つ今でも、

年に1回ぐらいは会うようにしています。

 

あまり会わないけれど、

とみーは、お父さんが大好きです。

 

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私たちは、家族に対して、

「こうあってほしい」と理想を抱きます。

 

こどもは、両親に対して、こう思うことが多いでしょう。

 

いつも近くにいてほしい。

いつも笑っていてほしい。

優しく叱ってほしい。

話を聞いてほしい。

自分が何を考えているか、知って理解してほしい。

ありのままの自分を、受け止めてほしい。

 

ご両親は、こどもに対して、こう思うことが多いでしょう。

 

健康で、元気に成長してほしい。

幸せになってほしい。

立派な大人になってほしい。

できるだけ不自由をさせたくない。

恥ずかしい思いをさせたくない。

自分たちを越えてほしい。

 

 

お互いを大切に思っているはずなのに。

 

 

伝わらない、届かない、うまく表現できない。

 

 

仕方ないのです。

 

 

私たちは、別の人間で…

お互い目線が違うのですから。

 

 

思いやる気持ちは同じでも、

思いやり方が違うのです。

 

 

 

こどもは「今」を見ていて、

大人(特に母親)は

「未来」を見ている感じでしょうか?

 

 

 

「こんな風にしてほしい」と願っても、

表現の仕方も、ともなう感情も、人それぞれ。

 

 

 

そう、

「愛の形」って見えないけれど、

形があるとするなら、それは、みんな違う形。

 

だから、

ハートの形で受け止めたいと思っても

星形で送られてきた愛は、尖っていたりして

部分的に伝わらないことがある。

もしくは、

想像していた形と違うので、

跳ね返されてしまうことがある。

 

 

こうしてほしいと思っても、

相手を大切に思う気持ちは同じでも、

その通りの言葉で、態度で、タイミングで

伝わってこないことだって、たくさんある。

 

 

むしろ、期待通りになんて

伝わってこない方が多いかもしれませんね…

 

 

 

だって、家族の場合は期待してしまうから。

 

 

 

お父さんだから、

お母さんだから、

自分のこどもだから、

「わかってくれるだろう」って、

特に期待してしまうから。

 

 

そうやって、

お互いを傷つけてしまう親子が多いんじゃないかなって思います。

 

 

 

実は、形の違う愛を、送り合っている。

実は、形の違う愛を、求め合っている。

 

 

 

とみーは、そう思います (^^)/~~~

 

次回は「変形した愛の形 ~受験期のお母さんの気持ち~」

多くの受験生が苦しむ、受験期の家族間トラブル。

実は、ご家族も一緒に闘っています。

想いは一つのはずなのに。その原因を一緒に考えます。

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